【国際】1/6 日本被団協が北朝鮮による水爆実験に抗議する声明を出しました

<声明>

北朝鮮の水爆実験に厳しく抗議する

2016年1 月6日

日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)

北朝鮮国営の朝鮮中央テレビは、本日、日本時間の午後0時半、「特別重大報道」として、同日午前10時半(日本時間)、同国北東部で初めての水爆実験を行い成功したと発表した。北朝鮮の発表に先立ち、日本でも核実験によるものとみられる振動を観測した。核兵器による非人道の被害を受けた被爆者は、いかなる理由をつけようとも北朝鮮の核実験に強い怒りをもって厳しく抗議する。

北朝鮮の「特別重大報道」では、昨年12月15日金正恩第一書記が水爆の核実験を行うよう命令し、今年1月3日最終命令書に署名したことを明らかにし、水爆実験の成功によって、核保有国の戦列に堂々と加わることになったと誇らしげに伝えた。

被爆者は、肉親をはじめとする数十万人におよぶ無残な犠牲と自らの地獄の体験から、「ふたたび被爆者をつくるな」と全世界に訴え、いかなる国の核実験にも反対し、核兵器の廃絶を求めてきた。1945年以降、たびたび訪れた核兵器使用の危機を人類が乗り越えられたのは、被爆者の訴えと、核戦争による非人道的な惨状を引き起こしてはならないという全世界の世論が大きな力を発揮したからである。

昨年秋開かれた第70回国連総会は、圧倒的多数の賛成で核兵器禁止条約を課題にした作業部会の設置を決議した。今年2月の会議を皮切りに議論を重ね、秋の第71回国連総会に「勧告意見」を提出することになっている。人類の平和な生存を確立するため核兵器廃絶へ力をつくす世界の努力に、真っ向から反逆の刃を振るうがごとき愚行を断じて許すことはできない。

核兵器を保有し、さらに拡大することで自国の存在を示そうとする考えを直ちに捨て去り、核兵器に費やすエネルギーと財貨を自国民はもとより人類が平和に暮らせる世界をつくるために注ぐよう希望する。同時に、日本政府はもとより、周辺国および世界各国政府は、北朝鮮に力で対応するかのような言動は厳に慎み、理性的に対応することを強く望む。

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