【東京】10/17「被爆70年 広島・長崎は、なんだったのか?~今を戦前にしないために~」が開催されました

10月17日(土)、日本被団協と実行委員会が主催する被爆70年のつどい「広島・長崎はなんだったのか?―今を戦前にしないために」が開催されました。継承する会もこの実行委員会に参加し、1月からの準備に携わってきました。

当日はあいにくの雨模様でしたが、全国から来られた被爆者をはじめ支援団体や市民、学生ら約700人が参加、会場の日比谷公会堂の1階席はほぼいっぱいになりました。

音楽劇「まほうのたね」で始まった第1部、パブロフの「茶色の朝」を原案とした劇からは、自分には関係ないと思っているうちに忍び寄ってくる戦争・ファシズムの怖さを感じさせられます。

メイン企画は、つどいのテーマ:「広島・長崎はなんだったのか―今を戦前にしないために」を考えるための、映像や音楽を交え、若者の疑問に答える形の対話劇。原爆が人間にどんな苦しみをもたらしたか―家の下敷きになった母を救えなかった原爆地獄の体験を語った岩佐幹三さん(広島被爆)、被爆後今日まで家族全員を苦しめつづけて来た原爆後遺症とのたたかいを語った横山照子さん(長崎被爆)。国の戦争「受忍」政策を許さず、アメリカの「核の傘」のない青空と「戦争しない国」をとり戻したいと訴えた吉田一人さん、核兵器の非人道性にもとづく国際世論を築き上げてきた被爆者の運動を紹介し、いっそうの努力を誓った藤森俊希さん。4人の被爆者の証言は圧巻で、聴く者の胸を打ちました。被爆者たちが自ら立ち上がり、原爆被害を究明しながら要求をまとめ、国や世界を動かしてきた運動の歩みは、いま「民主主義って何だ?」を問い始めた若者たちに、それを体現しつづけてきた姿を示してくれました。

合唱団「この灯」のコーラスをはさみ、第2部は、空襲被害者や沖縄戦の関係者、さまざまな分野で継承活動にとりくむ若者ら10人のリレートーク。継承する会の関連では、被団協とともに実施している被爆70年調査について根本雅也さんが、また、吉村優子さんが長崎で被爆した祖父の考えに近づきたいと、被爆者の話を聞き、周囲の友人に話すようになってきた経験を語りました。

参加者からのメッセージには「何も知らず生きてきた自分が恥ずかしい。しかし、今知ることができて本当に良かった」(20代女性)という声も。

準備の過程を含め、若い世代の人たちや他の戦争被害者との協力が芽生えてきたことは何よりの財産、今後のとり組みに活かしていきたいものです。

(「ノーモア・ヒバクシャ通信」25号より転載)

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