【東京】ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会 資料庫部会の取り組みから

    夏休みを利用しての資料整理作業は、今年も昭和女子大の松田忍先生と学生のみなさんの協力により、8月2日~9月9日まで行われました。

 愛宕事務所における被団協運動史料の整理作業は、8月2日~9月8日の11日間にのべ42人が参加。①東京の被爆教師・横川嘉範さんの遺された資料、②日本被団協の被爆50年(1995年)調査の原票など追加資料、③198090年代の被爆者運動(諸会議、国会行動、調査など)の事務局記録メモなど、運動関係資料の整理がほぼ終わり、もんじょ箱18箱に収めました。(目録どりはあと数箱分残っています。)

 南浦和の資料室では書籍・冊子類の整理作業が8月29日から開始されました。9月9日までの5日間にのべ9人が参加。資料庫部会の濱谷正晴さん(一橋大学名誉教授)の陣頭指揮で、横川さん寄贈の19箱をはじめ物故役員のご遺族などから寄贈された書籍・冊子類8箱分、栗原寄贈分の約70箱のうち原爆・被爆者関係の書籍・冊子類について、①各県・地域の被爆者の会が発行した手記・体験記、②文学・芸術、③被爆者調査・研究、④被爆者対策・運動史、など、おおまかな分別作業を行いました。

 その後、目録をとるための分類・並べ替えや、日本被団協事務所と南浦和資料室、愛宕事務所でデータを共有できるネット環境の整備も整い、エクセルで目録を入力する作業のための体制、人員確保が課題となっています。

 10月7日には、日本被団協の役員として新たに継承する会の担当となられた原明範さん(埼玉)、和田征子さん(神奈川)を交えて資料庫部会を開催。今後、各都道府県、地域の被爆者の会が発行してきた資料の現状を把握し、会が解散あるいは存続が危ぶまれているところを優先しながら現地とのつながりをつけていくこと、ブロック会議など各県代表が集まる機会に協力を要請する場を設けていただくこと、物故役員のご遺族に書籍類の寄贈をお願いすること、などを申し合わせました。10月18日に開催された日本被団協の全国都道府県代表者会議においても、原さんが資料収集の意義と現状を報告し、各県代表者のみなさんに今後の協力をお願いしました。

(「ノーモア・ヒバクシャ通信25号」より転載)

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