【寄贈書籍の紹介】

被爆75年の昨年は、原爆や被爆者に関する書籍類が数多く出版され、年末にかけて継承する会にもたくさんのご寄贈をいただきました。心よりお礼申し上げます。

 そのなかから数点をご紹介します。

  • 被爆証言紙芝居「戦いはまだ終わらない」―被爆体験編&戦後・被爆者運動編

 1988年、金沢市立十一屋小学校6年1組・金森俊朗学級が、岩佐幹三さん(当時、石川県原爆被災者友の会会長。継承する会前代表理事)の証言を5時間にわたって聞きとり、それを48枚の紙芝居として表現するという学習をしました。岩佐さん、金森さんは、昨年相次いで亡くなられましたが、子どもたちの描いた紙芝居が、四半世紀の時を経てよみがえりました。

 金沢の被爆者や有志による「平和の子ら」委員会が、「被爆体験編」17場面、「戦後・被爆者運動編」9場面に再構成。生涯かけて命と平和の尊さを訴えつづけたお二人の遺志を継ぎ、「紙芝居を見た一人一人が平和のバトンをつないでほしい」と販売もしています。

 紙芝居は1セット2,000円(税込み)。問い合わせ・申し込みは「平和の子ら」事務局(TEL 090-2374-8784 E-mail:dgs-kawa@asagaotv.ne.jp )へ。

● 国際平和博物館ネットワークオフィスより、『世界における 平和のための博物館』、2020.9、第10回国際平和博物館会議・組織委員会発行。

 昨年9月、国際平和博物館会議をオンラインで開催した国際平和博物館ネットワーク(INMP)がその時に出版した博物館名鑑の日本語版。世界における平和博物館は303館(うち日本は84館)。英語・日本語の最新版(写真入り)はINMPのホームページでも見ることができます。

https://sites.google.com/view/inmp-2020/museums-for-peace-worldwide

● 原爆胎内被爆者全国連絡会より、『生まれた時から被爆者―胎内被爆者の想い、次世代に託すもの』(2020.12、頒価:1,000円・送料実費)3冊

 2014年に発足した同会が翌年出版した『被爆七〇年に想う』から5年目の被爆75年に、2冊目の体験記を発刊。全国の胎内被爆者に呼びかけ、広島、長崎はじめ13都府県から寄せられた42編の体験記には、親や兄弟を亡くした、傷ついた家族、子どもを産んだ母の苦しみ、病気や子・孫への影響、隠して生きてきた、など胎内被爆者ゆえの苦しみとともに、それでも自分らのような胎内被爆者を再び生み出さないために生きてきた姿が描かれています。問い合わせ・申し込みは、同会(専用携帯 090-7375-1211 )へ。

●(一社)東友会より、『常緑樹』(東京都受託事業刊行物)等のバックナンバー 計30点/①『証言活動のポイント』(2020.11、300円)、②『被爆者が国に問うこと―山本英典さんに聞く』(東友文庫9、2020.12、700円)各2冊

 ①は、被爆者本人が証言することを前提に、とくにこれまであまり「証言」したことのない人、被爆当時の記憶がない胎内被爆や幼児期に被爆した人のためにつくられたパンフ。②は、2019年6月から2020年6月まで、月間新聞「東友」に13回にわたり連載された記事が冊子になったもの。1970年代から90年代にかけて、国家補償の原爆被害者援護法を求めて運動をくり広げた東京の被爆者たちの姿や東友会、日本被団協のたたかいが、生き生きと語られています。問い合わせ・申し込みは、東友会(TEL 03-5842-5655)へ。

● 関千枝子さんより、①田戸サヨ子さんの自分史『空の鳥、野の花のように―神の恵みに生かされて』(2020.10、発行:サヨ子の子供たち・孫たち一同)、②和田雅子さんの自分史『私の8月6日・新しい出発』(2012.8、ホルス出版。複写)、③『関千枝子さんの広島・原爆・民主主義―「第32回・調布平和のつどい」講演会から』(2020.8、発行:調布平和のつどい実行委員会)。

 広島で被爆した3人の女性。原爆後を生き抜いてきたそれぞれの生き方が鮮烈です。

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