11/8(土)「被爆の証言を聞くつどい」を開催しました

イベント名
被爆の証言を聞くつどい
日時
2014年11月8日(土)13:30~
場所
東京四ツ谷 主婦会館プラザエフ5F会議室
連絡先
TEL/FAX 03-5216-7757

イベント概要

20141108つどいAグループ縮小トリミング 20141108つどいBグループ縮小トリミング

ヒロシマ・ナガサキを語り受け継ぐネットワークは11/8(土)都内四ツ谷の主婦会館プラザエフで今年2回目の「被爆の証言を聞くつどい」を開催しました。証言者は山本英典さん(長崎で12歳のときに被爆)、堀場和子さん(長崎で3歳のときに被爆)。受け継ぎ手は16名。今回も若い受け継ぎ手の参加が目立ち、司会進行も鈴木美穂さん(津田塾大4年)と宮地大祐さん(32才)が担当しました。受け継ぎ手の感想、司会進行を担当した鈴木さん、宮地さん、証言した被爆者の感想をご紹介します。

【受け継ぎ手】

Kさん(大学生):

証言では、生後8か月で被爆した妹さんが原爆から何年も経ったあとで、19歳で原爆の障害でご病気で亡くなられた。お葬式が成人の直前だったので成人式の着物で弔ったというお話が心に響きました。ディスカッションで心に残ったのは戦争責任のお話でした。8月6日、9日の話ばかりではなく、原爆で亡くなった方々に対する謝罪、補償というものがいまだになされいない問題など、当時のことに加えて、その後の被爆者の方々のたたかいやこれからの展望についても心に残るお話を聞かせていただきました。

証言とディスカッションを通して、原爆の話は過去の話ではなく、被爆者だけの話でもない。私たち自身ひとりひとりの問題だということ、フクシマのことについ私たちは歴史をくり返していないのか?昨日、原発の再稼働されようとしているけれど、そのことに関して私たちにできることはないのだろうか?学校の教育についても、高校まで私たちは「考える」という機会がなかったのではないか?変えていかなくてはならない色々なことに気づかされました。

Wさん:

山本さんは長崎で4.2kmで12歳で被爆しました。現在はノーモア・ヒバクシャ訴訟の団長をしてらっしゃって、原爆症の認定裁判でも先頭にたって活動されています。被爆当時のこともお話しいただいたんですけれど、私は訴訟が今も起こっていて、原爆後のたたかいも含めての原爆の問題だとことが勉強になりました。裁判のお話で、今、19万2000人被爆者がいる中で原爆症の認定をされている方は4%8000人、たくさん認定されていない方がたくさんいらっしゃるというお話をお聞きしました。ディスカッションの中では継続的な運動によって被爆者は手当や手帳の交付を勝ち取ってきたというお話がありました。それに対して一般空襲では被爆者のような運動がなかった。被爆者と一般空襲の被害者が共同して活動していれば、また、今の状況は持って違っていたのではという提起や、そういう動きもはじまっているというお話がありました。

何か被害があった時に国に任せるだけではなく、被害者と共感を持った人たち、問題意識を持った人たちが活動していくことで制度をつくらせたりサポートしていくことができるのだということを感じました。

 

【司会進行】

鈴木(津田塾大4年):

山本さんのお話を聞いていた鈴木と申します。山本さんが自分も被害を受けて、身体の調子が悪くなったり病気もたくさん経験して、自分もたくさん苦労をしたけれど、それだけではなく、国に被害を訴えて適切な対応をされていないということを国に呼びかけていった、強い思いを持ってそういうことを呼びかけてきたんだという山本さんの人生についていろいろお話を聞きました。

今日初めて話しを聞いたという方もいらっしゃったんですけれど、こういうことを考える入り口になったかなと思っていて、山本さんの思いを受け継ぐものとして、これからどういったことができるのか、どういったことをやっていけばいいんかを考えていくことが大事かなと思いました。

 

宮地:

僕は堀場さんの証言をお伺いしたんですけれど、堀場さんが仰った「たくさんの方の証言を聞くことが大事です。それをもってひとりひとりが判断することが大事です。」ということが僕の中ではすごく印象に残っています。

ともすればヒロシマ・ナガサキというのは、すごく難しいことであるとか、目を背けたいことだと思われがちだと思うのですが、逆に「ヒロシマ・ナガサキ」という言葉の持つ意味は絶対的なものだと僕は思っています。それは被爆者の方や先駆者の方の努力の証だと思っていて、「ヒロシマ・ナガサキ」という言葉自体が核廃絶や平和を願う言葉になっていると思うんです。だから、日ごろから自分たちのSNSなどで「ヒロシマ・ナガサキ」という言葉を使って投稿するだけでも全然違ってくるのではと思っています。個人的にはそういうことも続けていこうと思っています。今日は本当にありがとうございました。

 

【語り手である被爆者から】

堀場:

私は3歳の体験でほとんどその時のことはお話できないのですが、19歳で亡くなった妹のお話をさせていただきました。そして多くの方の被爆体験を聞いていただいて、分かっていただければということをお話しました。今日は一日、ありがとうございました。

山本:

今日は裸にさせられちゃった。そのくらいに皆様方の関心と質問の態度、ご意見というのが迫力があった。証言を聞くことは大事ですけれど、勉強することが基本だと思います。自分で書物をひも解いて、被害を遡って考えるとか、被害の広がりを考えるとか、未来をどうするか考えるとか。人の言葉を聞くだけでわかったような顔をすると長続きしない。自分がそうだと思うような、腹を据えた活動をするには勉強がなかったらダメだと思います。ですから今日の機会に被爆者問題に関心を寄せて頂いて学習をしてくださったら嬉しいと思います。

(ヒロシマ・ナガサキを語り受け継ぐネットワーク)

 

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