資料庫部会の取り組みから(3) 資料整理の現状

1)南浦和・愛宕事務所での整理作業の現状について

南浦和の資料庫では、毎週火曜日に、資料庫部会の濱谷正晴さん、学芸員の松浦崇さんらで、寄贈された書籍・冊子類の整理作業がつづいています。また、各県発行の体験記・運動資料の照会に応え、神奈川県原爆被災者の会や石川友の会などからは、新たな資料の寄贈もいただいています。残部のない書籍類については、一時借用して電子データにとり、お返しするようにしています。ひきつづき各会のご協力をお願いします。

愛宕事務所では、元ジャーナリストで7月からアメリカの大学院に留学される黒﨑宮子さんが、渡米までの期間にできることがあれば、と申し出てくださり、5月16日から6月28日までののべ14日間、資料整理作業に協力してくださいました。

被団協の国際部長として活躍した小西悟さんが遺された、欧米の諸会議のレポートや平和団体の配布物、書簡類など、英・独語の資料の分類、整理をはじめとして、肥田舜太郎さんから寄贈された映像作品や各国平和グループの平和バッジ類のリスト化など、これまでなかなか手をつけにくかった資料の整理をしていただくことができました。

 

2)寄贈申し出に対応できる資料庫確保が急務

継承する会の資料収集がすすむなか、被爆した画家の描いた油絵作品(東友会)や、原爆症認定申請集団訴訟の映像(有原理事)、亡くなられた劇作家・村井志摩子さん(「ヒロシマの女」シリーズなど)の公演パネルなどについて、継承する会として保管してほしいという申し出が相次いでいます。

会が借用している愛宕事務所や南浦和の資料庫は、整理作業に必要な空間を考えるとこれ以上の資料の保管は難しい状態です。

日本被団協が1970年代から毎年、美術家のみなさんの協力によりご遺族に寄贈してきた「原爆犠牲者の肖像画」(すでに1000点を上回る)についても、ご遺族の高齢化・死去にともないその維持・継承が困難な状況も生まれてきています。その現状を把握し、場合によっては寄贈をお願いしたいと考えているところです。

このような絵画や映像作品については、保管のスペースはもとより、空調や温度管理などの条件も必要なため、第3の「ヤドカリ」(借用施設)、あるいはより広い資料保管場所の確保が急務となっています。

会員のみなさんの周辺で、利用できる施設などについての情報があれば、ぜひお知らせくださるようお願いします。

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