すすむ被団協所蔵資料の整理作業 夏休みの昭和女子大生ら18人が参加して

写真①

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 日本被団協の所蔵する被爆者運動資料の整理作業は、昨年につづき、今年も昭和女子大学・人間文化学部歴史文化学科の松田忍先生の指導のもと、夏休みの学生さんらの協力で行われています。
夏休み前半の今回は、7月27日(日)から8月10日(日)までの間の8日間に、1~3年の学部生と休日返上でかけつけたOGの資料専門家を含む18人、延べ37人が参加。作業は終始なごやかに、予想以上のテンポで順調にすすみました。
 被団協から運び込まれた段ボール66箱【写真①】はすべて開かれ、ファイルや封筒にまとめられた資料ごとに一点ずつ封筒に入れて分類し、中性紙でできたもんじょ箱に収めました【写真②】。それらに番号をふり、目録にとっていくのですが、ホチキスの針やファイルの金具など、錆びついて資料を痛めそうなものは丁寧にとりはずし、プラスティックや紙のクリップで止めなおす、という地道で手間のかかる作業を伴います。
 それでも、熱心にとりくんでいただいたおかげで、70個のもんじょ箱に収められた資料のうち、目録どりはあと、残すところ10箱足らずとなり、被団協資料の整理はほぼ一段落【写真③】。これを土台に、夏休み後半には、阿佐谷の資料準備室から18日に搬入した被爆者やご遺族から提供された諸資料の整理など、次の段階の作業にすすむことができそうです。

 今回整理した資料のなかには、トマホーク反対の3人署名や「被団協」新聞への投稿、1977年のNGOシンポジウム、被爆者要求調査(84年)、85年原爆被害者調査などの各種調査、各地の会報など、被爆者のこえに直にふれられるもの、あるいは、被団協が初めて厚生省前に5日間の座り込みをした1973年11月行動関連の資料や衆参国会議員3分の2以上の署名(自筆)、各地の議会決議など、被爆者運動の大きな足跡を示すものも多く、時に手を休めてじっと見入っている姿が印象的でした。
 「もっとゆっくり読んでみたい」という人、被爆者の「あの日の証言」を織り込んだ構成劇シナリオをみて、急に泣き出してしまった人。それを隣から「あたしらが変えていこうよ」と励ます同級生。国家補償の援護法制定に賛同する署名簿のなかに海部俊樹(当時の首相)をはじめ安倍晋三、石破茂の名を発見し歓声をあげる人。被爆者のみなさんに見ていただきたいような光景でした。
そんな作業をへて、当初の予定に追加して参加を希望してくださる方が出てきたのも、うれしいことでした。

(ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会)

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