【つなぐPJ】(静岡)2/27(月) 被爆2世・3世交流会を取材して〜「原爆を引き継いでゆく方法」〜

こんにちは、つなぐPJのしのです!

今回は東京から少し足を伸ばし静岡県静岡市に行ってきました。

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皆さんは1954年3月1日にマーシャル諸島ビキニ環礁沖で起こった第五福竜丸事件をご存知でしょうか?アメリカの水爆実験により日本の延縄漁船、第五福竜丸の乗組員23人が被曝した痛ましい事件です。

(参考:都立第五福竜丸展示館http://d5f.org/about.html

 

これをきっかけに3月1日をビキニデーとし、静岡県焼津市で原水爆禁止を訴える集会がはじまりました。今回の「被爆2世・3世交流会」はビキニデーに合わせて静岡県在住の磯部典子さんが企画した集会です。

 

■自己紹介

集会の様子

集会の様子

 

今回は私を含め6都道府県、8名が参加しました。参加者は全員親族に被爆者を持ち私が3世、後の方は全員2世です。偶然ですが参加者の家族の被爆地は全員広島でした。

原爆や反核に興味を持ち始めるきっかけはやはり親族の不安を間近で見てきたというのが大多数です。ずっと白血球の数を気にしていたり、一生消えないやけどを抱えていたり、幼くして原爆症で親を亡くしたり…

 

 

■何を伝えたい?

 

小林さん:原発を作る時40年以上前、国家予算が1兆7000億の時に被害予想額3兆、それを国家は隠していました。肥田先生は「原発は電気を起こすために作ったんじゃなく、プルトニウムを作るために作ってついでにできた電気を使うことにしたんです。」と語っています。日本は原発を海外に輸出して儲けたいんです。最終的には核兵器は作りたいんです。

 

磯部さん:原爆で長崎では7万人、広島では14万人の命を奪った、その事実を知ってもらいたいと思います。被爆した父の入院した1945年9月6日,ファーレル将軍が「広島・長崎では、死ぬべき者は死んでしまい、9月上旬現在において、原爆放射能で苦しんでいる者は皆無だ」という声明を発表して放射能被害の隠蔽が始まったことも伝えたいです。

 

■原爆絵本の読み聞かせ活動

読み聞かせをする磯部さん

読み聞かせをする磯部さん

 

 

次世代へ原爆のことを伝えてゆく手段として磯部さんは活動的に読み聞かせ活動を行っています。今回はその中の一冊を朗読され参加者の感想を聞きます。

「ヒロシマの少年じろうちゃん」 作:やまだみどり 絵:みなみななみ

「ヒロシマの少年じろうちゃん」
作:やまだみどり 絵:みなみななみ

 

四ツ谷さん:学校の読み聞かせで伝えたい。朝読書の時間にやっているが学校司書を各学校に置いて欲しいと思います。

 

原さん:聞かせてもらって辛い。でもその事実を形として伝えていくことが大切です。

 

馬場さん:日常を生活していた人の人生を狂わしていくこと。学校の平和教育や広島への修学旅行も減らされているという現状、こういう事実に気づいた大人が伝えていくことは重要だと思います。

 

米重さん:絵本で伝えていくのはいい。原発事故の関連はわかりやすいですね。

 

小林さん:広島・長崎と今回の福島の関連が意図的に隠されて来た背景があるけど、これを明らかにしていく必要がある。わかったものが言う責任があると思います。

 

時田さん:自分の親父が被爆者ってわかって身近な問題として考えるようになったけど、もし身近に関係者がいなければこんなに考えることもなかったと思う。絵本、『ちいちゃんのかげおくり』、『はだしのゲン』のように絵で訴えるのは良いと思う。心に染み渡るから。

 

全員の意見を出し合い、絶対に核兵器を許してはいけないという磯部さんのはっきりした言葉で会は締めくくられました。

最後に記念写真

最後に記念写真

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余談ですがこの日はご好意で四ツ谷さんのお家へ泊めていただき、翌日彼女が定期的に行なっている中学校への読み聞かせ活動にも同行させていただきました。選んだ本は昨日磯辺さんが会で読んだ「ヒロシマの少年じろうちゃん」、訪れたのは地元の中学校です。

中学生に読み聞かせをする四ツ谷さん

中学生に読み聞かせをする四ツ谷さん

 

中学生たちは四ツ谷さんの語りが始まると身動きもせず聞いていました。目も耳も凝らして四ツ谷さんの言葉一つ一つが彼らの中に染み込んでいるように見えました。

「ここから何かを感じ取ってもらえたら嬉しい。」

四ツ谷さんはそう語っていました。

しの(継承活動に取り組む人々をつなぐPJ)

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