【つなぐPJ】(東京)10/17(月) 映画「ヒロシマ、そしてフクシマ」プロデューサー山本顕一さんを取材して 〜「フランス人監督と映す“ヒバク”」〜

みなさんこんにちは、つなぐPJのしのです!

今回は被爆医師として有名な肥田舜太郎先生のドキュメンタリー映画のプロデューサー、山本顕一さんに映画の見所や四方山話を伺って来ました。

  1. 山本顕一さんの紹介

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1935年生まれ。幼時を旧満州国大連市で過ごす。

1946年敗戦後の満州から島根県隠岐の島に引き揚げる。

1954年渡辺一夫先生を慕って東京大学へ入学、後フランス文学科に進む。

1964年大学院修了後立教大学に就職、2001年退職するまでフランス語フランス文学を教える。

———HPより抜粋

http://www.br4.fiberbit.net/ken-yama/www.br4.fiberbit.net_ken-yama/Welcome.html

ご自身も満州で戦争を体験し、引き上げを経験した山本さん。

学校へ行かず引きこもっていた時に出会ったフランス文学を追い求め東京大学に入学し、大学を定年した現在でもフランス語を教えているというとてもアグレッシブな方です。

2. 作品紹介

『ヒロシマ、そしてフクシマ』(2015/日本・フランス/HD/80分)

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沖縄での講演会の後

監督・撮影・編集:マルク・プティジャン プロデューサー:山本顕一出演:肥田舜太郎 野原千代 三田茂 他劇中アニメーション:ロマン・ルノー音楽:リーズ・ノラ録音:百々保之通訳・コーディネーター:人見有羽子翻訳:岩貞佐和制作プロダクション:ミラージュ・イリミテ製作:ドミニク・ベロワール/マルク・プティジャン日本語ナレーション:水津聡日本語字幕:山本顕一国際配給:Docandfilms 原題:De Hiroshima a Fukushima— Le combat du docteur Hida 配給・宣伝:太秦

「ヒロシマ、そしてフクシマ」 予告篇 https://youtu.be/W8z-C0DESIA @YouTubeから

渋谷UPLINK HP

http://www.uplink.co.jp/movie/2016/44986

3、経緯

ーーー東京で活動されている山本さんがなぜ広島の原爆についての映画を?

肥田舜太郎先生のことは著書「内部被曝の脅威」という本で知っていました。そして福島の3.11以降、それまで以上に全国で講演をされるようになり、4年前の2月に埼玉県秩父市の講演に参加しました。その時に肥田先生が95歳というご高齢だということも知って、そのエネルギーに驚かされました。

その6月にここ渋谷UPLINKで上映された肥田先生の「核の傷」というドキュメンタリー映画が上映されるということで映画を見に来た時、そのフランス人監督、プティジャン氏がトークショーをしたんです。非常に良い映画だったので上映後に監督に話しかけたんですよ。そこで親しくなりました。何かお手伝いできることがないかと聞くと大江健三郎と肥田舜太郎先生の対談を撮りたいと云うのです。たまたま私は大江健三郎とは大学の同級生だったので、一度彼に尋ねてみました。残念ながら非常に忙しいからとその取材は断念せざるを得ませんでしたが、他に何かできることはあるかと聞くと日本の反原発運動の取材がしたいと彼が云うので私は手伝うことにしました。ちょうど官邸前で福島の女性が内閣に行って陳情すると云う行事がその三日後にありそこに案内したんです。彼は報道陣はシャットアウトされ入れない場所まで足を踏み入れ福島の女性の現場の様子を収録しました。これが映画の見所でもあります。翌年9月には沖縄まで肥田先生を追って取材にも行きました。

ーーー映画作成にまつわるエピソードを教えてください

個人で撮影していた映画です、途中で監督の資金が尽きてしまい映画撮影が一年ほど停滞していました…。転機が訪れたのは2013年、クラウドファウンディングが流行り出したことでした。これならなんとかいけるんじゃないかと思い募集をかけると、なんとか募集ギリギリのところで目標額を達成しました!電話をしたりメールをしたりとにかく必死で、人間やればできると思いました。

ーーー苦労したところは?

4、作品に寄せる思い

一つは肥田先生が生涯を通じて反核・反原発に力を注いで来たかを知っていただくことです。またそれを通して福島の3.11のような二度とあってはいけないと云うことをを伝えることですね。

福島の原発事故では被害を隠そうとする電力会社や政府の姿が、広島の被害を隠そうとしたアメリカ軍の姿に重なります。そう行った大きな動きの中で、被害の事実に目を向ける大切さをより多くの人に知っていただきたいと思います。

5、これからの展開や期待すること

最近埼玉県の深谷市から上映に関する連絡を受けました。

こうして各地で上映していただける機会が増えると嬉しいです。

ーーー特にどういった方に観て欲しいですか?

ごく普通の、普段は原爆を気にかけないような方にこそ特に観てもらいたいと思います。監督自身もこれは権力者に対する抗議であり、日本人の目をさますための映画であって、全日本人に見てもらうために作ったと言っています。

6、伝えたいこと

とにかく見てください!

この事実を見て考えてください。

この映画は主義・主張を持って人を説得するためのものではなく、また全てを信じて欲しいと云うものでもなく、この映画を材料として皆さん一人一人に考えていただきたいと思います。

最後に

いかがでしたでしょうか?

私も映画館に足を運びに行きましたが、フランス人から見る肥田舜太郎先生、そして被曝の実態というのは一風変わっていて非常にリアリティのある映画だと思いました。

映画上映のご相談については下記山本さんのご連絡先にお問い合わせください。

山本顕一さん

Email: desperiers@gmail.com

しの(継承活動に取り組む人々をつなぐPJ)

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