【東京】8月 NPO法人 ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会資料庫部会の取り組みから

今年の夏は、日本被団協が所蔵している書籍・冊子類の目録づくりにとりかかりました。8月はじめの4日間に延べ12人が参加、各都道府県、地域の被爆者の会をはじめ、個人や他の諸団体・グループが発行してきた手記・体験記を終えて、原爆文学・芸術関連の整理に入るところまで進みました。

 すでに南浦和資料室で作成してきた目録と統合し、まずは手記・体験記の書籍・冊子について、現在継承する会が所蔵するもののリストを公開できるよう、作業をすすめていきます。

 合わせて、電子化部会と協力し、各地の被爆者の会が独自に発行してきた証言集や手記・体験記をインターネット上で多くの人たちに読んでいただけるようにするデジタル・アーカイブの構築をめざします。手記のWeb上での公開について関係者の承諾をいただいたり、各会発行資料の収集に向けて都道府県被団協のご協力を得るために、10月に開かれる被団協の全国都道府県代表者会議でデジタル・アーカイブとはどんな仕組みなのか、そのモデル版を実際に見ていただけるよう準備をすすめています。

 原爆といえば広島・長崎というように、被爆地に被爆者がいることは誰でも知っています。しかし、北海道から沖縄まで(あるいは韓国、アメリカ、ブラジルなど海外の諸国にまで)広島・長崎で被爆した被爆者がいて、津々浦々に会をつくり多様な運動を展開してきたことは、残念ながらほとんど知られていないのが実情です。継承する会が収集している資料がインターネット上で見られるようになれば、そうした被爆者の生きてきた軌跡と活動の歩みを多くの人たちに届けることができるようになります。

(NPO法人 ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会 資料庫部会)

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